お知らせ一覧へ戻る

次世代の子育ての新たな可能性を探る、学科横断の産学連携授業でデザインアイデアを提案


学生によるプレゼンテーションの様子

多摩美術大学のPBL(Project Based Learning)科目は、全学科、専門領域や学年、キャンパスの隔たりを超えた授業形態として多数の学生が履修しています。

2023年度に新たに開講されているPBL科目「0~3歳児の衣食住にちなむデザイン提案」では、ベビー用品ブランド『10mois(ディモワ)』の商品企画開発を手掛ける有限会社フィセルと共創し、多様性あふれる社会における、次世代の子育てに新たな価値を提案することを目指して、学科・専攻・コース、学年を越えた約50名の学生が混成チームで取り組んでいます。

7月25日に行われた中間講評会では、遊ぶ、食べるなどの「行為」、情報の取り扱いやブランディングなどの「仕組み」、父母、親子・家族などの「関係」と大きく3つのデザインテーマに分かれた10チームが、前期を通して取り組んできたリサーチやグループ討議を経て生まれたアイデアや製品プロトタイプを発表しました。

各チームのプレゼンテーションに対し、同社の榎本恭子取締役 統括部長のほか、株式会社リクルートが展開する妊娠・出産・育児期の女性を支援する情報サービス『ゼクシィBaby』を製作するDivision統括本部マリッジ&ファミリーDivisionBaby事業部の古野美穂子部長より、学生が発表した多様な提案への感想や講評とともに、アイデアやデザインの精度を高めるためのポイントなどについてアドバイスがありました。

中間講評会を終えた学生からは「所属学科や学年を超えたグループでの授業がPBLの魅力。実際に日々企業で企画立案やデザインをしている方からの講評が今後に向けて参考になった。頂いたアドバイスをもとにチームでアイデアをブラッシュアップしたい」という声が聞かれました。

後期には育児中の方からお話を伺う特別講義なども予定されています。最終成果発表に向け、次世代の多様なライフスタイルに沿った、子どもと一緒に過ごす楽しさをデザインで支えるプロダクト、サービスなど多様なデザイン提案を目指して、考察と研究を深めていきます。

  

関連リンク

PBL(Project・Based・Learning)科目について別ウィンドウリンク
子育てに新たな価値を提案する学科横断のプロジェクト型授業を開講別ウィンドウリンク