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昭和大学との連携プロジェクトが健康知識・教育に係る公募助成事業に選定


昭和大学と多摩美術大学の連携による「“子どもを取り残さない” 医療デザインプロジェクト」が、公益財団法人 日本健康アカデミーの2022年度「健康知識・教育に係る公募助成」に選定されました。

この公募助成は、国民の心身の健康増進のため、病気の予防、早期の適切な診断、そして快癒などの実現に寄与する調査研究・啓蒙・教育の促進を目的で行われているものです。総額400万円の助成で、今年は25件の応募の中から10件が選定されています。

「“子どもを取り残さない” 医療デザインプロジェクト」には、昭和大学で勤務する医療従事者7名と、本学プロダクトデザイン専攻の安次富隆教授と大橋由三子教授が参加しています。2020年3月に、医療現場の課題をデザインで解決するための積極的な試みとして「ヘルスケア・デザインチーム」を発足。具体的なプロダクトを制作するための協議を重ねてきました。

その最初の取り組みとして、自分の気持ちや思いを正確に伝えることができない子どもを対象とし、医療知識を正しく理解してもらうためのデザインの確立を目指す本プロジェクトを立ち上げました。

本プロジェクトの特色は、2大学の連携により、実際に医療を受けている子どもの意見を踏まえた、子ども向けのデザインを検討することができるところです。「科学的論理性を重んじる医術」と「本能的感性を重んじる美術」を融合したコミュニケーション手段のデザインで、医療現場における子どもとのコミュニケーションの問題を解決する糸口をつかみます。

助成期間内では、自身の意志で判断できない子どもがどのような思いを抱いているのか、また、抱くことさえしないのか、子ども自身が受けている医療をどのように捉えているのかを明らかにしていきます。

10月19日に行われた「ヘルスケア・デザインチーム」オンラインミーティングの様子

  

過去の取り組み

多摩美大教員と昭和大学教職員らが連携し「ヘルスケア・デザインチーム」を発足(2020.3.27)別ウィンドウリンク
昭和大学×多摩美術大学 医療現場の課題をデザインで解決(2018.9.6)別ウィンドウリンク
学校法人昭和大学と包括連携協定を締結しました(2016.10.27)別ウィンドウリンク

関連リンク

公益財団法人 日本健康アカデミー Webサイト別ウィンドウリンク
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