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ARTSAT第二弾「深宇宙彫刻 DESPATCH」はやぶさ2に相乗り選定


ARTSATプロジェクトの第二弾として、2014年打ち上げ予定のH-IIAロケット(主衛星はやぶさ2)相乗りする小型副衛星として「深宇宙彫刻 DESPATCH」が選定されました。

これは、本学と東京大学のコラボレーションによって進められている「ARTSAT:衛星芸術プロジェクト」が、現在開発中の「芸術衛星 INVADER」に続いて提案したもので、地球脱出軌道によって深宇宙に放出される、包絡域の1辺が約50cm各、重量30kgのペイロードです。外観の自由度を高めるために太陽電池などは搭載せず、通信もモールス信号を送る「CW ビーコン」のみにするなどしてコンパクト化しました。3Dプリンターで制作された芸術作品としてのペイロードの実証や、多数の受信局からの情報を地上で再結合する「協調ダイバーシティ通信」などをミッションに据えています。

深宇宙に向けてロケットで放出される「深宇宙彫刻 DESPATCH」は機能的寿命はわずか一週間ですが、電池の容量が少なくなり停波したあとも、深宇宙を航行し続ける造形作品として宇宙空間に漂い続けます。

プロジェクトの進行状況など、情報は随時ARTSATプロジェクトのウェブページおよびfacebookページで紹介しています。

プロジェクトページ:http://artsat.jp/別ウィンドウリンク

facebookページ:https://www.facebook.com/artsat別ウィンドウリンク