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第68回岸田國士戯曲賞最終候補に卒業生が複数選出


演劇界に新たなる新風を吹き込む新人劇作家の奨励と育成を目的として開催された、「第68回岸田國士戯曲賞」の最終候補に、15年彫刻学科卒業の池田亮さんの『ハートランド』(上演台本)、12年油画専攻卒業のメグ忍者さんの『ニッポン・イデオロギー』(上演台本)が選出されました。

同賞は、大正後期から昭和初期に活躍し、文学座の創立者のひとりでもある劇作家・岸田國士の遺志を顕彰すべく、株式会社白水社が主催する戯曲賞です。1955年に新劇戯曲賞として設置され、1961年には「新劇」岸田戯曲賞、1979年に岸田國士戯曲賞と改称され今日にいたります。

新人劇作家の登竜門とされることから、「演劇界の芥川賞」とも称され、選考対象は、原則として1年間に雑誌発表または単行本にて活字化された作品です。(ただし、画期的な上演成果を示したものに限って、選考委員等の推薦を受ければ、生原稿・台本の形であっても、例外的に選考の対象とすることがあります)

第68回岸田國士戯曲賞の選考会は3月1日(金)、東京・學士會館にて行なわれます。

【第68回岸田國士戯曲賞最終候補作品一覧 8作品】(作者五十音順、敬称略)

安藤奎『地上の骨』(上演台本)
池田亮『ハートランド』(上演台本)
金子鈴幸『愛について語るときは静かにしてくれ』(上演台本)
菅原直樹『レクリエーション葬』(上演台本)
蓮見翔『また点滅に戻るだけ』(上演台本)
升味加耀『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』(上演台本)
メグ忍者『ニッポン・イデオロギー』(上演台本)
山田佳奈『剥愛』(上演台本)

【選考委員】(五十音順、敬称略)

市原佐都子
上田誠
岡田利規
タニノクロウ
野田秀樹
本谷有希子
矢内原美邦

  

関連リンク

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