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卒業生が第31回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞


2023年の演劇文化の振興と、演劇界の成果を顕彰する第31回読売演劇大賞で、85年グラフィックデザイン科卒業で舞台美術デザイナーの松井るみさんが「ドリームガールズ」「ラビット・ホール」「ラグタイム」の美術で最優秀スタッフ賞を受賞しました。

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2月27日に東京・帝国ホテル 東京で贈賞式が行われ、式典の模様は読売新聞オンラインでライブ中継されます。

松井さんは、劇団四季を経てロンドンへ留学。舞台美術デザイナーとして活動を開始し、 2004年『Pacific Overtures』(宮本亜門演出)でブロードウェイデビュー、同作品で第59回トニー賞舞台美術賞にノミネートされました。2007年にはOISTATより”世界で最も名誉ある舞台美術デザイナー12人”に選出。タン・ドゥン作曲『TEA: A Mirror of Soul』(宮本亜門演出)ではオペラ界においてもアメリカ進出をはたしています。さらに、2010年6月には『The Fantasticks』(宮本亜門演出)でロンドンのウェストエンドデビューを飾りました。 近年は中国・上海での公演や、AKB48の5大ドームツアー、国立競技場公演のセットデザインを手掛けるなど、活動の幅を広げています。これまでに美術を手がけた舞台は500作品以上にのぼり、2003年・2012年読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、伊藤熹朔賞、菊田一夫演劇賞など多数受賞しています。2019年には秋の紫綬褒章を受章しました。

舞台『ラビット・ホール』
(作:デヴィッド・リンゼイ=アベアー、演出:藤田俊太郎、美術:松井るみ)

  

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