お知らせ一覧へ戻る

伊東豊雄先生による大学院EWS集中ワークショップ(第1部)を開催しました


多摩美術大学の大学院生を対象とした特別プログラム「エクスペリメンタル・ワークショップ(以下、EWS)」の一環として、9月14日(木)、本学教授の伊東豊雄先生による集中ワークショップの第1部(初回講義)を本学八王子図書館にて開催しました。

国内外で活躍する建築家の伊東豊雄先生

  

今回の集中ワークショップは、本学を象徴する建物である八王子図書館を設計した伊東豊雄先生を講師に、約半年かけた全3部で構成されます。9月14日(木)はその第1部として、伊東先生のEWSのテーマである「心の中の風景を描く」の導入として行われた講義であり、テーマの主旨説明とともに、伊東先生の幼少時代の環境・体験が建築に与えた影響について、実際の作品紹介を踏まえて紹介されました。レクチャー会場となった伊東先生自身の設計による八王子図書館についても、伊東先生の原風景の思い出や写真とともに紹介され、参加学生らは建物を興味深く見渡しながら、建築に自然を取り込んでいく方法・表現についての理解を深めました。最後はフロアディスカッションが行われ、多種多様なバックグラウンドを持つEWS参加学生が、自分の原風景を紹介したり、課題についての抱負を述べ合うなどして終了しました。

伊東先生のEWSは、第2部の個人面談が10月上旬に3日間かけてTUBにて行われます。その後ディスカッションと制作、発表会としての第3部を来春3月中~下旬に6日間かけて行います。

伊東先生の代表作の一つでもある八王子図書館で行われたレクチャーの様子

  

エクスペリメンタル・ワークショップとは

「エクスペリメンタル・ワークショップ」は、本学がこれまで取り組んできた研究教育をさらに発展させていくために、「世界的な視野」と「領域横断的な活動」を目指す新たなプログラムとして開設したもので、学科や専攻の枠組みを超えて、学生が主体的に取り組むプロジェクトです。「エクスペリメンタル(実験的)」という単語を冠したこの試みは、コロナ禍をまたぎこれまで以上に大胆な実験と創作の必要性を実感している学生に向けて、意義深いプロジェクトとなることを目指しています。
  

関連リンク

大学院EWSについて別ウィンドウリンク