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プロダクトデザイン3年の学外交流&展示イベント「屋台トーク」をレポート


プロダクトデザイン専攻studio2で学ぶ3年生による学外交流と展示イベント「屋台トーク〜デザインの、マルチステークホルダーダイアログ〜」が、5月27日から30日の間、八王子キャンパスアートテークギャラリー1階にて開催されました。最終日の5月30日にはTOTO株式会社、株式会社東芝、任天堂株式会社など企業の方をお招きし、先輩デザイナーと学生らによるトークセッションも行われました。

同専攻は、2年次の後期から専門領域によって3つに分かれるスタジオ制で学んでおり、今回イベントを行ったstudio2は、多様な領域に対応するゼネラリストとしてのデザイナー育成を教育目標に掲げています。会場には、学生がこれまでに取り組んだ課題やプロジェクトの作品が展示されるとともに、現在取り組んでいる課題の途中経過の作品も展示され、学生が直接来場者に作品を企画した狙いや思い、工夫した点や今後の展望などを説明し、来場者からの質問にも答えるという双方向性の高い催しとなりました。最終的に3日間で計19社の企業様と、253名の方にご来場いただきました。

トークセッションは計3回行われ、そのうちの1回では、studio2の卒業生である株式会社三井住友銀行の郭 春佳さん(18年プロダクトデザイン専攻卒業)に登壇いただきました。同社のインハウスデザイナーとして、形をつくるだけでなくデザインを浸透させていくことや、課題そのものを探求することが求められていること、また、プロダクトデザインはサーフェスデザイン(人が接するプロダクトの表面をデザインすること)にとどまらず、より多様な仕事につながる可能性があることなど、ビジネスの最前線で感じていることをお話しいただきました。

最終回では学生が事前に各企業関係者に実施したアンケート結果をもとに、現代の企業におけるデザイナーの役割や今後の社会で求められるデザイナー像について意見交換を行いました。トークセッション全体を通じて「デザイナーの役割」や「美大出身のデザイナーの強みと弱み」など、企業におけるデザイナーのリアリティが垣間見えるテーマが取り上げられ、参加した学生はこれからのデザイナーの在り方について考えを深めました。

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