大学院EWS 2022年度集中ワークショップ 開催レポート

多摩美術大学の大学院生を対象とした特別プログラム「エクスペリメンタル・ワークショップ(EWS)」で、アピチャッポン・ウィーラセタクン特任教授と塩田千春特任教授による2022年度集中ワークショップが行われました。

アピチャッポン特任教授クラス

2023年2月21日~3月6日実施

ワークショップの様子

今年度のアピチャッポン特任教授の集中ワークショップは、「Reasons for being」をテーマに実施されました。アピチャッポン特任教授との個人面談や、八王子市にある「絹の道」、JAXA相模原キャンパスなどでのフィールドワーク、クラス全員でのディスカッションを重ねて作品を制作。最終日のプレゼンテーションとディスカッションは学内限定で公開され、受講生以外の学生も多数見学に訪れました。

塩田特任教授クラス

2023年3月18日~29日実施

オープン講評会の様子

塩田特任教授の集中ワークショップでは、「昨年行われた世界各地の芸術祭からひとつを選択して、そこに展示したい作品を制作する」ということに取り組みました。24日には特別講義として、森美術館初代館長でキュレーターのデビッド・エリオット氏をお招きし、オンラインでのレクチャーも行われました。

塩田特任教授は指導のかたわら、自らも実験を重ねて作品を制作。28日、29日のオープン講評会・ディスカッションでは、全員がひとりのアーティストとして、対等の立場で議論を行いました。

また今回、塩田クラスの受講生で大学院油画2年の武田歩佑美さんが提案した学内で廃棄資材を再利用するプランが、今月4月より学生有志のプロジェクトとして始動することになりました。廃材置き場から資材を回収し、解体や釘抜きなどを施して再利用できるようにします。今後学内で廃棄資材活用を促進するイベントを開催する計画を進めています。

  

関連リンク

大学院EWSについて
広報誌TAMABINEWS「世界基準を、超えていく。」

2023年4月17日 11:27