ウクライナから3人目の支援学生が来日し、八王子キャンパスを訪れました

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写真左から 情報デザイン学科メディア芸術コース 久保田晃弘教授、ピシャンスカ・アナスタシアさん、国際交流センター職員 本真澄、石田一郎課長、摩庭啓人

本学は戦禍のウクライナで厳しい状況下にある芸術を志す学生たちを支援するべく、研究・制作環境を提供するプログラムを行っています。
いまだ困難な状況下にあるウクライナから、支援学生としてピシャンスカ・アナスタシアさんが3月17日に来日しました。本学が同国から受け入れる3人目の支援学生です。

アナスタシアさんはウクライナの大学でfilm directionやvisual artsを専攻し、卒業制作となる短編アニメーションを制作していた矢先にロシアがウクライナに侵攻、宿舎近くにまで攻撃が及びました。アナスタシアさんはドイツへ避難しながらもオンラインで卒業制作を続け、学士号を取得しました。

事態の収束が見えず不安な日々が続く中ではありましたが、さらに学びを深めたいと考えたアナスタシアさんは、以前から日本の文化や映画、アニメーションに興味があったことや、本学のプログラムが希望進路や学びたいことと一致していたことから本学を志望したとのことです。

3月20日には、4月から研究生として所属する情報デザイン学科メディア芸術コースがある八王子キャンパスを訪れました。指導教員の久保田晃弘教授の案内により、同学科のスタジオやギャラリー、大学院の実習室や研究室などの見学を行うとともに、制作に活用できる施設設備などの説明を受けました。アナスタシアさんは今後の大学生活について積極的に質問したほか、「映像やアニメーション、サウンドを用いたメディアアートの創作に関心があります。多摩美術大学での制作活動に励みたいです」と話しました。

  

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情報デザイン学科メディア芸術コース紹介サイト

2023年3月28日 12:51