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日本郵船と船員のウェルビーイングと循環型社会を考える産学共同研究を開始


握手をかわす鈴木英樹執行役員(写真左)と和田達也教務部長

このたび、多摩美術大学は日本郵船株式会社との産学共同研究契約を締結しました。3月23日には八王子キャンパスにて、同社の鈴木英樹執行役員、NYKデジタルアカデミー石澤直孝学長、本学から和田達也教務部長、研究代表者の生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻の濱田芳治教授、同専攻尾形達講師らが出席し、産学共同研究調印式を行いました。

この産学共同研究は2021年より本学が複数の企業と連携しながら取り組むSDGs時代の廃棄物循環型経済モデル「すてるデザイン」プロジェクトの一環です。また同社の人材育成組織であるNYKデジタルアカデミーの「物流に求められる新しい価値・判断基準が社会に浸透する仕組みづくり(感動物流)」の取り組みのひとつでもあります。

本プロジェクトでは、日本の貿易量の99%を占める海上輸送に欠くことのできない大型船舶の船員のウェルビーイング(心身の健康、いきいきと働く姿勢や意識の向上性)の実現という同社の取り組みに対し、デザインの視点から検証を行います。

23年度は船員が日々着用するユニフォームを、「物質としての強さ」と「長く使われるデザイン」というふたつの耐久性をもつ「次世代の循環型社会に適応するプロダクトデザイン」として、美術大学ならではのアプローチによって高付加価値を創造する共同研究・開発を進めます。

2024年にはプロトタイプのアイデアの最終プレゼンテーションが行われるほか、本プロジェクトの成果発表展を東京ミッドタウン・デザインハブ内の多摩美術大学 TUBにて開催予定です。

  

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