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世田谷区と統合デザイン学科が「若者の投票率向上プロジェクト」を実施


統合デザイン学科・永井一史教授のもとで学ぶ3年生が、2022年前期より世田谷区の選挙管理委員会とともに「若者の投票率向上プロジェクト」に取り組んでいます。

世田谷区では若年層、とくに20代の投票率が低い水準にとどまっていることが長年の課題になっています。この課題に対し、若年層の視点に立った「視覚的な啓発」を行うことを目的に、同区と統合デザイン学科は若年層および次世代有権者に向けた連携事業を実施します。
これは自治体の課題解決に、統合デザイン学科で学ぶさまざまな社会の仕組みや生活の在り方を考える視点を生かし、アプローチする実践的な取り組みです。

授業では、世田谷区選挙管理委員会事務局の職員の方から区が抱える課題の説明を受け、グループごとに「なぜ若者が投票に行かないか」を検討しました。
グループ討議では同区が抱える課題解決に向けてさまざまな意見が出され、これからの社会を担う若い世代に選挙の意義や必要性の認識を深め、投票の大切さを理解するにあたって効果的な施策が話し合われました。
授業後半はアイデア創出と企画の改善を重ねた投票率向上施策について、同区選挙管理委員会へ提案を行いました。

グループワークの様子

世田谷区選挙管理委員会職員の方へ投票率向上施策を提案

今後は2023年4月に行われる世田谷区議会議員・区長選挙に向けて、投票率の低い若者だけでなくあらゆる世代が投票に行ってほしいという思いを込め、スローガン「みんなでつくる未来のセタガヤ」を掲げ、以下の事業が行われる予定です。

若年層向け啓発

1.インスタグラム広告による啓発

10代から30代の利⽤率が⾼いインスタグラム上に、投票⽇や期⽇前投票を周知する広告バナーを掲出し、若者の投票参加を呼びかける。

2.区公式ツイッター、フェイスブック、メールマガジンによる周知
若者視点での内容に⾒直し、区公式ツイッター、フェイスブック、メールマガジンにて、投票⽇や期⽇前投票等を周知する。

3.啓発ポスターの掲出
若者の⽬を引くポスターデザインを作成し、区施設や⺠間施設、⼤学等に啓発ポスターを掲出する。

4.懸垂幕・横断幕の掲出
若者の⽬を引く懸垂幕・横断幕デザインを作成し、区役所、北沢・⽟川・烏⼭総合⽀所に掲出する。
(補⾜1)事業に⽤いる啓発物品等のデザインについては、多摩美術⼤学の学⽣が主となって作成し、確定次第、区のページで紹介します。
(補⾜2)世⽥⾕区議会議員・区⻑選挙に関する詳細は、世⽥⾕区議会議員・区⻑選挙特集ページをご覧ください。

次世代有権者向け啓発

⻑期的視点も重要との観点から、児童期から政治や選挙に関⼼を持ち、将来の投票参加を促すため、⼩学⽣以下を対象とした次世代有権者向け啓発を実施します。

1.「親⼦で投票に⾏こう」キャンペーンの実施
親⼦で投票所に訪れることを呼びかけ、来場した⼩学⽣以下の⼦どもにオリジナルシールを配布する(各投票所、先着300名)。
詳しくは、世田谷区の「親⼦で投票に⾏こう」キャンペーンサイトをご覧ください。

2.⼩学校における模擬投票の実施
「親⼦で投票に⾏こう」キャンペーンの周知と選挙を⾝近に感じてもらうことの⼀環として、中町⼩学校の3年⽣を対象に、模擬投票体験の授業を2⽉15⽇(⽔曜⽇)に実施する。この授業は、多摩美術⼤学の学⽣もスタッフとして参加する。

世田谷区選挙マスコット「セーボー」のデザインをアップデート

今年4月に行われる世田谷区議会議員・区長選挙で、デザインをアップデートしたマスコット「セーボー」を活用し、若者視点での啓発事業を実施していきます。

セーボー(初代)

セーボー(2代目)

アップデートにあたり、「人の気持ちを捉えられるか」「さまざまなアプリケーションへの展開に適するか」なども慎重に検討されました。

  

関連リンク

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