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「SICF23」で情報デザイン副手の山本アンディ彩果さんが準グランプリを受賞


山本アンディ彩果《記憶の在処》より

  

「SICF23(第23回 スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」で、情報デザインコース副手で16年情報デザイン卒業の山本アンディ彩果さんがEXHIBITION部門 準グランプリを、17年大学院彫刻修了の櫻井隆平さんがEXHIBITION部門 スパイラル奨励賞を受賞しました。

「SICF」は東京・表参道にある複合文化施設スパイラルの主催による公募展形式のアートフェスティバルで、若手作家の発掘・育成・支援を目的に毎年行われています。ジャンルにとらわれないさまざまなアート作品を発表するEXHIBITION部門と、工芸・クラフトやアクセサリー、ファッションなどの生活を彩る作品を展示、販売するMARKET部門があり、スパイラルで5月3日から8日にかけて行われた展示の最終日に各賞の発表が行われました。

EXHIBITION部門 準グランプリを受賞した山本さんのインスタレーション作品《記憶の在処》は、自身の記憶を本棚に見立て、思い出せる記憶(本)と思い出せない記憶(砂糖漬けの本)を棚に並べ、思い出すプロセスの映像を投影するというものです。認知症の祖父との二人暮らしをきっかけに、「どうしても忘れていってしまう記憶に対する自覚と、記憶が永遠に残ることを願う思い」を、砂糖漬けという食料の保存方法を用いて表現しました。

審査員を務めた美術家の大巻伸嗣氏は「単純に物語を作るということではなく、生命に関わった時間そのものをメタファーとして、砂糖が介在していくということが、生々しく実感が伴っているところに興味をひかれた」と山本さんの作品を評しました。

  

関連リンク

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