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上野の森美術館大賞展で卒業生が大賞、在学生が優秀賞を受賞。4/26から展覧会



上野の森美術館絵画大賞 渡辺愛子《明日の忘れ物を探す日》油彩、カンヴァス F100

  

次代の有望な作家を公募によって選出する「上野の森美術館大賞展」で、01年油画卒業の渡辺愛子さんが上野の森美術館絵画大賞を、日本画4年の江越里南さんが優秀賞(ニッポン放送賞)を受賞しました。そのほか13名の学生・卒業生が入選を果たしました。

本展は、上野の森美術館が将来の日本の美術界をになう個性豊かな作家を顕彰助成するために、1983年に制定したものです。以来、表現方法や素材を問わず「21世紀にふさわしい清新な絵画作品」を毎年公募し、展覧会を開催しています。40回目の節目となる今回は714人から990点の応募があり、うち103点が入選しました。

絵画大賞を受賞した渡辺さんの作品《明日の忘れ物を探す日》は、「人為的な閉鎖した空間だが、多視点構造の画面は内へ内へと作られており、行き場を失う視点の動きが画題を伴い、時間ごと彷徨うようでとても面白く感じた。深読みしてしまう作品」(加藤良造審査委員)、優秀賞(ニッポン放送賞)を受賞した江越さんの作品《織りなすあいまに》は、「色彩が美しく輝き(中略)全体的にシンプルな構図とフォルムと対照的にある繊細な糸の造形が力強い」(内田あぐり審査委員)と評価されました。

受賞および入選作品は、2022年4月26日から上野の森美術館にて展示されます。
本学学生および卒業生の入選者は以下の通りです。

孔 珊珊(日本画3年)
荒井颯子(日本画4年)
久保美夕(日本画4年)
山口岳人(日本画4年)
髙橋拓也(油画4年)
徐 儀瑩(大学院版画2年)
三宅 葵(大学院版画2年)
堀内涼雅(大学院日本画2年)
林 銘君(大学院日本画2年)
岡崎未来(17年大学院油画修了)
清水詔子(19年日本画卒業)
小熊杏奈(22年大学院油画修了)
陳 天逸(22年大学院日本画修了)

第40回上野の森美術館大賞展

会期:2022年4月26日(火)~5月8日(日)※会期中無休
会場:上野の森美術館 https://www.ueno-mori.org/
〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2
開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館30分前まで
入場料:一般600円、大学生400円(高校生以下無料)

<同時開催>
第39回上野の森美術館大賞展 入賞者展
会期:2022年4月26日(火)~5月8日(日)
第39回展の受賞者による新作を展示。

明日をひらく―受賞作家の現在
会期:2022年4月26日(火)~5月8日(日)
これまでの「上野の森美術館大賞展」受賞者より北村一二三、岡田修二、末永敏明、菅原健彦の4名の作家の新作を展示。

  

関連リンク

第40回上野の森美術館大賞展 公式サイト別ウィンドウリンク
油画専攻 紹介ページ別ウィンドウリンク
日本画専攻 紹介ページ別ウィンドウリンク
版画専攻 紹介ページ別ウィンドウリンク


優秀賞(ニッポン放送賞) 江越里南《織りなすあいまに》岩絵具、水干、麻紙 S100