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「第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展で日本画卒業生が特別賞を受賞



硬軟+stenographers《速記美術のエレメント》
※画像提供: 川崎市岡本太郎美術館

  

14年日本画専攻卒業の千葉大二郎さんが主宰するアート・プロジェクト「硬軟」が、「硬軟+stenographers」として第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)で特別賞を受賞、11年情報芸術卒業の高田茉依さんが入選しました。同賞は故・岡本太郎の遺志を継ぎ「時代を創造する者は誰か」を問うために実施されています。25回目の開催となった今回は全国から578点の応募があり、厳正な審査の結果、24名(組)が入選を果たしました。

「stenographers」とは「速記者」という意味です。硬軟は2018年から、公益社団法人日本速記協会が発行する冊子『日本の速記』の表紙を描くなど、速記と美術の親和性や可能性を追求する「速記美術運動」を展開しています。

受賞作品《速記美術のエレメント》は、これまでに硬軟が表紙絵を担当した約40冊の「日本の速記」や映像作品のほか、速記者による直筆の符号で埋め尽くされた壁面など、速記文化を美術の場に送り込むメディアミックス型のインスタレーション作品です。

千葉さんのコメント:
「5年に及ぶ速記関係者との協働からみえる速記文化の奥深さと、これからの美術と速記の可能性を是非体感してください。この挑戦的な取り組みを、特に学生の方々に観ていただきたいと思います。」

  

川崎市岡本太郎美術館では現在、24名(組)の入選作品を展示する「第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展 が開催中です。

「第25回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展

会期:2022年2月19日(土)~2022年5月15日(日)
会場:川崎市岡本太郎美術館
   〒214-0032 川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内別ウィンドウリンク
開館時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(3月21日、5月2日を除く)、3月15日(火)、3月22日(火)、
    5月10日(火)、5月11日(水)
観覧料:一般700(560)円、高・大学生・65歳以上500(400)円、中学生以下は無料
   ※( )内は20名以上の団体料金
主催:川崎市岡本太郎美術館、公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団

  

関連リンク

川崎市岡本太郎美術館 公式サイト別ウィンドウリンク
日本速記協会 公式サイト|硬軟「日本の速記」表紙の絵と言葉。別ウィンドウリンク
日本画専攻 紹介ページ別ウィンドウリンク

千葉大二郎 個展「↙︎DLY↓BKN↘︎」別ウィンドウリンク
 ※東京・小平市の照恩寺で3/27まで開催中


硬軟+stenographers《速記美術のエレメント》より ※画像提供: 川崎市岡本太郎美術館