お知らせ一覧へ戻る

多摩美の日本画で継承される精神を展観「現代日本画の系譜-タマビDNA展」開幕



多摩美術大学美術館「現代日本画の系譜-タマビDNA展」プレスツアーの様子

  

4月3日から多摩美術大学美術館およびアートテークギャラリー(八王子キャンパス)の2会場で「現代日本画の系譜-タマビDNA展」を開催します。それに先立ち、2日、メディア関係者や出展者、学内関係者などを対象とした内覧会を行いました。

内覧会で実施されたプレスツアーには青柳正規理事長も参加し、第一会場の美術館、第二会場のアートテークギャラリーの順に回りました。共通教育科目で日本美術史を担当している木下京子教授と日本画専攻の加藤良造教授がナビゲーターを務め、本展の見どころや多摩美の日本画の特長、魅力などを説明しました。

前身である帝国美術学校(1929年創立)からはじまる本学の日本画教育は、1963年に加山又造が、その2年後に横山操が着任したことにより、因習や伝統に捉われない自由な発想による日本画教育へと大きく転換しました。以降、二人の精神は今日まで継承され、日本画を出自としたさまざまな表現を尊重し、多彩な作家を育成し続けています。

本展では、加山又造と横山操を「現代日本画」の旗手として捉え、本学日本画教育の中興の祖と位置づけました。そして、二人から薫陶を受けた教え子たちがその理念をどのように次世代に伝え、受け継いでいるかについて、89名の作家たちの作品を展観することで検証しています。

第一会場の美術館には、加山又造の「雪月花」、横山操の「闇迫る」をはじめ、各作家たちによる圧巻の大作がそろっています。また、第二会場のアートテークギャラリーには、日本画の技法に端を発したインスタレーション作品なども多数展示されており、進化し続ける多摩美の日本画を体感することができます。

会期は4月3日から6月20日まで(※アートテークギャラリーは5月7日まで)。会期中には特別講義や上映会なども予定されています。ぜひこの機会にご覧ください。

  

  

関連リンク

日本画専攻 紹介ページ別ウィンドウリンク
多摩美術大学美術館ホームページ別ウィンドウリンク
アートアーカイヴセンター ホームページ別ウィンドウリンク
「東京2020 NIPPONフェスティバル」ホームページ別ウィンドウリンク

※本展覧会は「東京2020 NIPPON フェスティバル」の共催プログラムに指定されています。