卒業生の油原和記さんが文化庁メディア芸術祭で新人賞を受賞

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19年メディア芸術卒業の油原和記さんが制作したVRアニメーション『Canaria』が、第24回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門で新人賞を受賞しました。

文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。今年度は世界103の国と地域から3,693作品の応募がありました。3月12日、文化庁メディア芸術祭の公式YouTubeチャンネルでオンライン受賞発表会が行われ、部門ごとに各賞が発表されました。

受賞作品『Canaria』は、実験精神とポップさを同居させるミュージシャン・トクマルシューゴさんの同名の楽曲のミュージックビデオでもあります。制作に半年以上をかけ、1羽のカナリアと世界との出会いをテーマに、360°のアニメーションすべてをカラフルかつ綿密に、手描きで表現しています。「手跡がきちんと残っている丁寧な描写だからこそ、体験型になってもその技術に負けることなく新しい世界にきちんと導くことができている」と高く評価されました。作品紹介と贈賞理由はこちらから

2021年9月、東京・お台場の日本科学未来館を中心とした各会場で、受賞作品の展示・上映や関連イベントを実施する第24回受賞作品展の開催が予定されています。

『Canaria』

DIRECTOR & ANIMATION ゆはらかずき
ALL AUDIO トクマルシューゴ/ANIMATION 島尚比呂
360 MIXING 葛西敏彦/TECH SUPPORT 久保二朗

関連リンク

文化庁メディア芸術祭 公式サイト
卒業生の油原和記さんの作品が日本および台湾の映画祭で受賞
メディア芸術コース 紹介ページ

2021年3月22日 11:31