「第25回 日本絵本賞」で卒業生が大賞を受賞
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優れた絵本を顕彰する「第25回 日本絵本賞」で、95年絵画科油画(現 版画専攻)卒の田中清代さんが大賞を受賞しました。
この賞は、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展を願い、公益社団法人全国学校図書館協議会(全国SLA)が主催しているものです。1年間に日本で出版された絵本の中から特に優れた作品に大賞が授与されます。
全国SLA選定委員会で選定された絵本1,165点(うち翻訳絵本344点)のうち、同委員会による第1次第2次選考を経て、最終候補絵本30点(うち翻訳絵本10点)がノミネート。最終選考会の結果、田中清代さん作絵による『くろいの』が大賞に選ばれました。
田中清代さんのコメント:
「16年ぶりに作絵を手がけた『くろいの』は、全64ページすべてをモノクロームの銅版画で仕上げた作品です。銅版画は制作にとても時間がかかるのですが、濃淡を駆使した奥行きのある空間を描きたいとずっと思っていたので、子どもの誕生を機に、その思いのすべてを凝縮しようと挑みました。女性として、とりわけ母として、子育てをしながら作家活動を続けることの大変さを感じることもありましたが、今回の受賞が私の人生において大きな自信と達成感を与えてくれました」
『くろいの』田中清代(偕成社)
原画は1枚1枚、銅版画で制作 ※画面をクリックすると拡大します。
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