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絵画からデザインまで多彩な作品が一堂に会した助手たちの展覧会 〜『タマビ助手展 2019 [poly-]』開催レポート〜


2019年7月20日~8月3日に行われた、多摩美術大学に助手として所属する作家による展覧会『タマビ助手展 2019 [poly-]』。第2回目となる今回は、八王子キャンパスのアートテーク1階だけでなく、2階の展示スペース全体を利用して大規模に行われたこともあり、開催期間中は常に作品を鑑賞している学生たちの姿が見受けられるなど、盛況のうちに幕を閉じました。

「昨年の第1回目は初回ということもあり、様子がわからなかったので絵画と彫刻の研究室のみに声をかけましたが、今回はメディア芸術や工芸、環境デザインなど、他の研究室にも参加してもらいました。参加者が増えて形態が幅広くなったので、以前から参加している日本画や油画などの見え方も変わってきて、間口が広がったと思います」と油画副手の塙龍太さんが話すように、ジャンルをクロスオーバーした作品が一堂に会することで、多様な観点から作品を楽しむことができる空間になっていました。

参加したメンバーも手応えを感じているようで、「ここまで大規模な展示会に出展することはないのでとても新鮮でした」(工芸助手・森川裕也さん)、「デザイン系の研究室が増えたので、デジタルサイネージなどの宣伝美術や凝ったホームページ作成など、さまざまなアイディアの実現が可能になりました。今まで顔見知り程度で話したことのなかった助手との繋がりもでき、視野の広がりを感じています」(油画副手・堀田千尋さん)と、多くの刺激を受けた様子でした。

また、7月20日には開発好明先生(版画・メディア芸術非常勤講師)、8月3日には谷口暁彦先生(メディア芸術講師)を迎えてクロストークが行われました。前半は出品作家による自身の作品についてのアーティストトーク、後半はゲストの先生を交えてのトークセッションという二部構成になっており、作家から直接解説を聞くことができる機会とあって、多くのギャラリーが興味深く耳を傾けていました。

関連情報:
タマビ助手展 2019 [poly-]別ウィンドウリンク
本学に助手として所属する作家による「タマビ助手展 2019 [poly-]」が開催別ウィンドウリンク
工芸学科研究室・森川裕也さん